大作クロスステッチに取り掛かるときにどうしても欲しくなるニードルオーガナイザー。私も欲しくて、でも有名な市販のものはあんまり気に入らなくて。だったら自作、と思ったけど自作のやつもなーんか貧乏くさい見た目になるし綺麗じゃないしテンションあがんないな……と贅沢なことを考えていました。
でも今回、とても素敵なニードルオーガナイザーを販売されているステッチビーイングさんの商品を購入させてもらったのをきっかけに、実物を見ながら真似したものを自分で作るくらいなら何とかできるかも!と試行錯誤して、一応着地点を見つけることができたので自分用のメモとしても作り方を記録しておこうと思います。
もし興味のある方は、真似してやってみてください!ただしかなり、時間はかかりますw
物としては非常に単純なもので、とっても小さい1本の針だけを刺す用の針山を必要な色数分だけ作る、ということです。その段階で(面倒そうだからいいや…)という方はブラウザバックでお願いします。
では早速作り方です。
最低限必要な物
- カッター(針山の土台切り分けたりテープに切れ目入れたり何かとハサミより便利)
- 裁ちばさみ(針山用の布を切り分ける)
- ものさし(何かとサイズをはかる)
- ペン(型を厚紙に書く)
- チャコペン(布に線を引く)
- 針(針山を縫う)
- 糸(針山を縫う)
- 何らかのテープ(針山の土台を固定する)
- 好きな柄や色の布(針山部分)
- 綿(針山に詰める)
- 厚紙(針山の土台や色番号を書いておく札)
- 何らかの箱(完成した針山群を収納する)
あると便利なもの
- ロータリーカッター(布切るのがめっちゃ楽。でも使う時はカッターマット必須)
- カッターマット(普通のカッター使うだけでもあった方が便利。ダイソーとかで売ってる)
- マスキングテープ(土台の装飾に使うと可愛いし丈夫になる)
- クラフトテープ(土台を補強したい場合に使える)
- 長めのものさし(15cm程度のものだと何回も横に移動させないといけないので)
作り方
1.5×1.5cm~2×2cmの正方形を十字にした形を針山の土台に使います。1つ書いて先に切り抜いて型紙を写すようにしました。
T字だと底面に切れ目が来てしまうので安定感を出すのが難しくなってしまいました。繋げる箇所は多くなりますが十字がおすすめです。
厚紙の厚みについてなんですが…1mm確保できれば一番安定感が良さそう。
カルトナージュ用のボール紙とかで検索すれば1mmのものが結構出てきます。しかしちょっとお値段張ります。20枚で1000円くらいはします。20枚もあれば相当箱作れますが…。あと、ぶっちゃけ糸をひっかける札はこのくらいしっかりしていないとすぐにヘタってしまうかも。まだ使い込んでいないので分かりませんが、結局1つは買った方がいいかもです。それを箱にも使うか札部分だけにして節約するかは好みですかね…。
薄いもので言うと「サンワサプライ インクジェット厚紙50枚」これが0.197mmなんですが、正直これがギリギリ妥協できる強度です。クラフトテープ+マスキングテープを両方ペタペタ貼って補強すればなんとか実用に耐えるかなーという感じの出来でした。お値段的には一番お得なので少しでも費用を抑えたい人はこっちの方がいいかもです。
私がメインで使っているのは
キョクトウ・アソシエイツの「コピー用紙 A4 ぶ厚いコピー用紙 20枚 270gsm」というものなんですが、マスキングテープで補強すればまぁまぁ、これでもいいかな?ってくらいにはしっかりした作りになります。20枚で600円くらいなのでカルトナージュ用のものを買うよりは安価です。この辺は好みなのでそれぞれ判断してみてください。
箱を組み立てます。十字の出っ張り部分を立ち上げて一旦固定するためにセロテープで留めます。器用な人はこの工程は飛ばしちゃってもいいかも…クラフトテープやマスキングテープで直接固定できそうならその方が早いとは思います。マスキングテープは箱の高さよりも少し幅が大きいものを使うのがいいです。2cmの箱の時は3cm幅のマスキングテープが丁度よかったです。
マスキングテープ巻く前にクラフトテープを巻けば箱の強度が上がります。手間をかけれる人はやってみて下さい。普通のクラフトテープは茶色いのでマスキングテープの発色が悪くなって嫌という場合は、白いものも売られています。「ニチバン ニュークラフトテープ 38mm×50m巻」で検索してみてください。何故か38mmとやや幅が狭いクラフトテープなので不満も生んでいるようですが、こういう用途で使う分には逆に便利です。白なら綺麗なので、マスキングテープ無しでもいいですね。
一周テープを巻いたら四隅の角に切れ目を入れて内側に折り込みます。
これは1.5cmで試しに作ってみていたやつです。マスキングテープが3cmなのでちょっと大きすぎますし柄も成立しなくなってしまうので、このサイズで作る時は2cm程度のマスキングテープを使うのが良さそう。
針山部分を作っていきます。布の大きさは
箱を2cmの大きさで作る場合は7×7cmの正方形。厳密に大きさを揃える必要はないですが、あまり小さくなりすぎると困るかも。大きい分には縫い代を調整すればなんとでもなるので…。
1.5cmで作る時は6cmの正方形にすると丁度よかったです。
周囲を適当ななみ縫いでざくざくざくと縫い引き絞ります。
あまり布の縁ギリギリで縫わずに余裕をもって。袋状になったら、この中に綿をぎゅうぎゅう詰めます。
布が余ってると綺麗な形にならないので閉じられる程度にしつつも出来るだけ限界まで綿は詰めます。
クラゲみたいな形に仕上げて下さいw 綿を詰めて引き絞った後、ぐるぐる糸を巻き付けてそのあと何回か針を往復させて縫い留めます。
試行錯誤の結果、これが一番いい状態で箱に収まってくれるということが分かりました。
色々やってみた図。見本のクラゲは左端です。ちなみにボンドなどで固定せず、そっと押し込んでいるだけです。
右は2cmで左は1.5です。針山と箱の隙間に色番号や記号の書かれた札を挿し込んで使います。
どちらも幅1mmのボール紙を挿し込んで使うことができました。
大作クロスステッチといえば200色近くあるものもあるので、これを200個?!となりますが、少しずつ作っていくのもいいかなーと思う方はぜひやってみて下さい。
向かって左側の可愛い柄のものが購入した商品。めっちゃ綺麗に四角いし針山部分はこんもり可愛らしい仕上がりになっています。ステッチビーイングさんの公式サイトで100個セットが1万円ですが今は全部売り切れです。購入検討の場合は多分手作りなんで店長さんに要お問い合わせですね…。楽天に1個セットだけあるようですが、そっちは更にお高くなっています。
収納用の箱、この写真のものはダイソーで購入した収納ボックスです。確か300円くらいの…。2cmで作ったものが45個入ります。中規模のクロスステッチ作品には使えるのではないでしょうか。その他、大きめのおかきの箱やクッキー缶などがあれば使えそうですね!
HAEDのMaxcolorやる時には200以上必要になるんで、その時を迎えることができるように少しずつ量産していく予定です。大変ですがマステ選んだり布探したりしてお気に入りのデザインを作るのも楽しいですよ!
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